
事業拡大を目指すなかで必要となってくるのが、業務システムの改善です。
業務システムを見直すことによって、顧客の獲得や利益の最大化の実現に繋がるからです。
現に上場している企業の多くは、常にあたらしいITソリューションに注目しており、定期的に見直しをおこなったり実験的に取りいれたりしてきています。
そこで今回は事業拡大には欠かせない、「クラウドサービス」について、具体的にどのようなクラウドサービスがあるのか、どのような働きをしてくれるのかなどをご紹介していきます。
1.クラウドサービスとは?
「クラウドPBX」「SoundCloud」「iCloud」など、クラウドという言葉は今では良く耳にしたり、実際個人的に利用されている方も多いと思います。
この「クラウド」と言う言葉は、そのまま日本語訳の「雲」を想像してもらっていいでしょう。
コンピューターの利用形態のひとつであり、
クラウドの場合は雲の中にあるコンピューターを地上で利用しているような感覚なので、データがどこにあるのかは目には見えません。
従来でしたら、自分のPCにデータを保存してそれを利用し、他の人がそのデータを必要とする場合はその人にデータを送らないといけませんでした。
しかしクラウドサービスを利用した場合は、雲の中にあるデータの中から自分が必要なデータをひっぱってきて、地上で(自分のPCで)開いたり利用することができます。
雲にアクセス権を持つ人であれば、個人的にデータのやり取りをしたり、データが保存された固定のデバイスを利用しなくても、その雲に入って必要なデータを利用できます。
以上のようにクラウドサービスについて説明してきましたが、カンタンにメリットをまとめると以下のようになります。
- 導入がカンタン
ネットワーク経由でサービスを利用するため、ソフトウェアの購入や設定などの必要がありません。 - 運用がカンタン
サービスを利用するのにハードウェアもそれを使用する電力や置くスペースなどが必要ありません。 - 使った分だけ!従量課金
使った分がけ料金が発生する従量課金です。月額での設定や、ユーザー単位での設定ですので、必要なときのみの利用や、必要な人のみの利用が可能です。
2.おすすめのクラウドソリューション
業務用のクラウドサービスのなかから、「まずは試してみたい」「導入して間違いない」クラウドソリューションをご紹介します。
■勤怠管理クラウドサービス
勤怠管理システムの構築は高い費用がかかってしまったり、タイムカードだと集計作業やカードの保管・管理などの手間がかかってしまったりします。
勤怠管理をクラウドで行うとなると、管理サーバーを必要とせず、リアルタイムに自動で集計してくれたり何かと便利です。
また、この集計結果を給与計算ソフトと連携することもできますので、経理作業の効率化が計れます。
クラウド化することによって、出社しなくても出先からどこからでも打刻ができるので外回りの多い営業の方や在宅勤務の方にも使っていただけます。
■eラーニングクラウドサービス
eラーニングとはおもにインターネットを利用した学習形態のことで、eラーニングクラウドサービスは好きな場所、自分のタイミングで学習できたり研修を受けることができるサービスです。
業務用としては人材教育や新人研修として利用されています。
わざわざ集合型教育を実施する必要がないため手間や経費の削減にもなり、社員のスキルアップにも繋がります。
■クラウドバックアップシステム
業務データの遠隔地バックアップとしてクラウドを利用される企業も増えてきました。
自社内でのバックアップはハードウェア障害や自然災害などの事態に耐えれないことがあります。
コンピューターが故障してもインターネット環境さえあれば、他の端末から回復できるので、安心して長期的にバックアップが可能です。
ストレージの容量によって料金プランが異なります。本当に必要な分で契約し、容量が必要になればまたプランを変えて利用できるので、それぞれの使用状況に合わせて利用できます。
3.まとめ
事業拡大を全面的にバックアップしてくれるクラウドサービスについてご紹介してきました。
事業拡大を目指すには、社内のシステムを先ずは見直してみてください。
もっと業務を効率的にできたり、経費を削減できたり、機密情報をより安全に扱うことができたりと、クラウドサービスには様々なメリットがあります。
クラウドサービスは導入もカンタンで、初期費用も抑える事ができるので、気になったクラウドサービスがありましたら試してみてください。